介護職員の悩みとは?

介護職員が感じる悩みでよく聞かれるのが、体力面での心配だ。人を介護する仕事は想像以上に大変で、腰痛を抱える人も多い。施設によっては夜勤が回ってくる所もあるが、生活のリズムが整わない事から体調を崩してしまうケースもある。年齢が若ければ勢いで乗り切ってしまう事も可能だが、いつまで体力が続くのか先行き不安に感じるのが現状だ。そして仕事を通じて、施設利用者との関係に悩む事もある。人それぞれ性格は違い、自分がよかれと思ってした行為も、相手には不快に感じる事も出てくる。言葉や態度が気に入らないと、利用者の家族まで巻き込んで批判されると、どのように利用者に接すれば良いのかわからなくなり、仕事に対しての自信も失われていく。

そしてもう一つ、職場の人間関係も深刻な悩みになる。介護の仕事は職員同士で連携を取り合いながら進めていかなければならない。しかし自分だけ報告を受けていない等、露骨な嫌がらせを受けると仕事にも影響するのだ。特に女性の多い職場はイジメなども起こりやすく、精神的苦痛から仕事を辞めてしまう職員も多い。一方、年齢層がバラバラの施設も揉め事は起こりやすい。新卒から介護の世界へ飛び込む人もいれば、転職を重ねて40歳を超えてから介護の仕事に興味を持つ人もいる。勤続年数によって立場も違ってくるため、年下の職員が年上の職員に厳しく注意する光景もよく見られる。それなりに経験を積んできた年配者にとっては耐えられず、志半ばで介護の世界から抜けていってしまうのだ。悩みの種類の多さも、介護現場が慢性的な人材不足に悩まされている要因とも言える。